FXトレードできる通貨はたくさん
FXトレードでは、世界で取引されている通貨を選んでトレードを行います。メジャーな通貨(例えば米ドルやユーロ、英ポンドなど)やマイナーな通貨(例えば南アランドやトルコリラなど)など、たくさんの種類があります。
FXトレードでは、通貨ごとに動きがさまざまで、中には独特の動きをするものもあります。いろんな通貨の動きに惑わされたりしないよう、FX初心者の場合は、取引する通貨の種類を絞ってトレードした方が結果が良くなることが多いようです。
例えば、英ポンドは動きが他の通貨と比べて激しいとか、南アランドは他の通貨に比べて動きが緩やかだとか、各通貨によって特徴があるのです。
しかし、それ以前に取引通貨の種類や通貨の呼び名(FX専門用語)なども覚える必要がありますので、今回の記事ではFXトレードにおける取引通貨について説明します。
FXでは通貨に呼び名がある
これは、FXだけでは無く金融商品全般で言える事ですが、各通貨には独自の呼び名があります。
例えばUSDJPYでは米ドル円となり、EURUSDではユーロ米ドルというように、各通貨ごとに呼び名があるのです。
ちなみに、メジャーどころの通貨では、GBPJPYはポンド円、AUDJPYは豪ドル円、NZDJPYはNZドル円、CADJPYはカナダ円、CHFJPYはスイスフラン円という呼び名があります。
そして、FXトレードでは、基本的にUSドル(米ドル)を中心として各通貨の取引単位が決められています。
例えば、GBPJPYの場合、ポンドと米ドル、米ドルと日本円という感じで、米ドル(円)を掛け合わせて(クロスさせて)人工的に作られた為替レートになっています。
例:GBPJPYの計算式
- GBPJPY 185.40
- USDJPY 119.88
- GBPUSD 1.5466
この場合のGBPJPYの算出方法は、GBPUSD=1.5466×(USDJPY:119.88)≒185.40(=は185.4064…)となるのです。FX初心者の方の場合、最初は難しく考えてしまうかも知れませんが、慣れてしまえば簡単な計算式になります。
上の難しい計算式は「こんなもんだ」ということだけわかっていれば十分です。こんな計算をしなくてもFX会社の取引画面を確認すれば、各通貨の為替レートはすぐに分かります。
ちなみに、FXトレードでは米ドル以外の通貨と日本円のペアを「クロス円」といいます。先程のEURJPYやAUDJPY、GBPJPY、CADJPYなどの通貨ペアがこれにあたります。
さっきの説明の通り、米ドル以外の通貨と円を取引する際には、基本的に円で米ドルを買い、米ドルでその通貨を買うことになります。
一方、USDJPYやEURUSDなどの通貨ペアをストレートペアと呼ばれており、米ドルが絡んだ通貨ペアの事をドルストレートと呼ばれています。
例えば、USDJPYやEURUSD、GBPUSDなど、USDが入っている通貨ペアの事になります。