2021年12月末の優待権利取りで売買した藤久(9966)で起こったことをメモします。
サマリ
投資金額 | 78,800円(100株) |
優待内容 | お買い物券 2500円(500円x5枚) |
優待利回り | 3.17% |
利回りもいいし、投資金額も少なくて済むということで、12月優待として優先的に売買した銘柄でした。
12月末に上場廃止→持ち株会社移行
権利取りのため12/27にクロス取引し、無事に権利付き最終日12/28を迎えました。
その翌日、権利落ち日の12/29に現渡しによって手じまいしようとしたのですが、「対象の株式は存在しません」というエラーメッセージ。
「株が消えた?」と少し焦りました。
藤久のホームページをさっそく確認したのですが、ずいぶん前に持ち株会社移行に関する記事が出ていました。
この関係で、いまの藤久(9966)の株は一旦廃止され、ホールディング会社株として再上場する手続きが進んでいるため、1/4までは売買ができないとのことでした。
この時点では「うーん、信用売り株の金利が増えてしまうなあ」という程度で考えておりました。
ものすごい諸経費
年が明けて1/4には、無事に藤久HD株が表示されて、やっとクロス取引解消のための売買ができるようになりました。
と安心していたのですが、現渡し取引をしたところ「諸経費」が4,509円にもなっていました!
通常、1週間程度のしかも10万円もしない信用取引でこんな諸経費はありえません。
「逆日歩」がぁああ。
藤久の株式についてWEBでいろいろ調べてみたところ、どうも12/28の逆日歩が異常な金額になっていました。
なんと、1株あたり44.8円!
つまり100株で4480円!!
このために1回の取引で4,500円もの利息が付いてしまいました。これはひどい!
ちなみに「逆日歩」とは、信用売りのための株が不足していることにより、すでに株を借りている人に対して課せられる特別な利息みたいなものです。
補足
ちなみに、もう少し調べたところ、前回の権利付き最終日にも1株7円の逆日歩が付いてました。
おそらく権利取りのための信用売りが激しく、毎回同じような状況だったのだと思われます。
といっても、今回の約45円というのは異常です。
クロス取引の際は、こういうところまでチェックしないと行けないのか。。。
だいぶ大きな痛手を伴った勉強代になりました。